社会人になってからというもの、私はずっとモヤモヤと戦ってきた。
「あれ?自分ってどんな人生を歩みたいんだっけ?」
というモヤモヤだ。
私の本業は家業。
言うなれば、両親が必死で作り上げてきたものを受け継ぐ形で働いている。
受け継いだ以上、少しでもより良いものにするために、そして周囲の期待に応えるために、とにかく必死にやってきた。
社会に出てからというもの、本業のことを考えなかった日は一日もない。
完全なるオフの日なんて、数年間で1日たりとも存在しなかった。前に進むために、常にアンテナを張り続けてきた。
Instagramを始めたのも、元はと言えば会社のSNS戦略を学ぶためだ。
やりたいこと(will)が見えてこないなら、まずはできること(can)だけでも増やしていこう、という思いもあった。
結果として10万人以上のフォロワーさんと繋がることができたし、できることの選択肢は圧倒的に増えた。凄まじい可能性を頂けたと思う。
だがそれでもなお、モヤモヤは消えなかった。
走っても走っても、アクセルと同時にブレーキ踏んでいるような。あるいは暗闇の中で必死にもがいているような、そんな気持ちだった。
本業も多少は落ち着いた。
インスタという可能性も手に入れた。
だからこそ、いよいよ最大の課題と向き合うタイミングがきたと感じていた。
無限の可能性の中で、自分は一体何をしたいのか。
答えが見えない暗闇に、光が欲しかった。生きる上での、自分だけの羅針盤を。
そんな潜在的モヤモヤを抱えていたからこそ、とあるサービスを目にした瞬間、私のセンサーはズバリ反応した。
それがPOSIWILL CAREERだ。
POSIWILL CAREERとの出会い
POSIWILL CAREERと出会ったのは、インスタのリサーチをしている時だった。
転職系のアカウントを見ていて、ふと目についたのがきっかけだ。
「え、このサービスめっちゃ良くね?(心の声)」
というのが直感だった。
恥ずかしながら、こういったサービスで転職ありきじゃないものを見たのは初めてだった。
キャリアのサービスといえば転職が絡むことが多いイメージだが、必ずしもそれだけが正解とは限らない。
実は今の会社の方がよかったというパターンもあるし、自分のようにそもそも転職というのが選択肢として存在しないケースもある。
「転職は選択肢の一つ。
POJIWILL CAREER 公式HP
私たちは後悔しない人生を生きるために必要な
“人生の指針”を一緒に作ります。」
といった文言にも、シンプルに惹かれた。
“人生の指針”
今の自分が、最も欲していたものだった。
ということで、「まずは無料カウンセリングだけでも受けてみるか」という気軽な気持ちで、申し込んでみることにした。
初回カウンセリング
初回カウンセリングでは、いい意味で期待を裏切られる結果となった。
短い会話の中でも、早速自分の指針が見つかりそうな感覚を覚えたのだ。
担当してくださったのは井樋さん
笑顔で親身にお話ししてくださり、すごく気持ちがラクになったのを覚えている。
そして約60分のカウンセリングだったが、なにか暗闇に光が見えるような直感があった。
「ポテンシャルを持て余しているような気がします」
「何にモヤモヤしているのか、そこをふかぼっていきましょう!」
そういった言葉に、背中を押された。
私は結構直感を大事にする人間だ。特に「この流れに乗るべきだ!」という直感には我ながら絶大な信頼を置いている。この直感を信じて失敗したことは一度もない。
そんなわけで、無料カウンセリングを受けたその日に、35日間のキャリアトレーニングを受けることを決意した。
そしていよいよ、全5回のトレーニングが始まった。
トレーニングでの気づき
トレーニングを担当してくださったのは、山下さん。
親しみやすくも聡明な方で、「あ、頼りになる人だ」と秒で確信したのを覚えている(笑)
明るく話しつつも、自分の中で言語化できずにつっかえている部分があると、
「〜〜という感じですかね?」
「〜〜〜と感じました」
とズバリ言語化してくれる。
それはきっと、これまでの膨大な経験や蓄積がモノを言うのだと思う。
まさにプロの技と信頼感を全面に感じながらのトレーニングだった。
トレーニングの内容をまとめるとそれだけで数万字レベルになるが、ここでは大きく3つに分けて、学んだことをお話ししたい。
【学び①】無意識の思い込みを言語化できた
まず、無意識に陥っていた思い込みを言語化できた。
これがひとつ大きかった。
妨害者ワークというものを通じて、
「周りの期待に応えなければいけない」
「よく思われなければならない」
という思考のクセを早速言語化することができた(逆に今までそれすらフワッとしてたからやばい…)。
振り返れば私は、
①晩産で生まれた一人っ子
②待望の男の子
③しかも会社の跡継ぎとなる子
という環境で生まれ育ってきた。
両親から期待がかかるのも頷けるし、小さい頃から無意識に、
「期待に応えたい」
「応えなければならない」
と思っていた。
その気持ち自体は善でも悪でもない。
それがあったからこそ、頑張ってこられた部分があるのは間違いない。勉強もスポーツも仕事も、ある意味それが根幹のモチベーションだった。
だが、当然それが裏目に出ることもある。
その期待に応えられなかった頃は、自分の存在意義が全く見出せずに塞ぎ込んでいた。
圧倒的に自己肯定感の低い子供だったと思うし、時には人のためにと頑張りすぎて、潰れかけることもあった。
だが、その無意識を言語化しただけで、とても気持ちが楽になったと思う。
【学び②】人生で大切な2つの軸
また、自分の人生で大切な軸も見つけることができた。
具体的には、
①自分の好奇心に素直に行動すること
②それでいて周りに喜んでもらう行動をすること
この2軸が重なる部分をみつけることがポイントなのだとわかってきた。
たしかにそうだ。
私は好奇心の強い人間だ。「挑戦したい」「知りたい」と思ったことにはとことん取り組みたいと思っている。
だが、身近な人間を敵に回してまでそうしようとは思わない。
あくまでも、自分の好奇心や没頭力を武器として使い、周りに喜んでもらうこと。これが自分のやりたいことなのではないかと。
またこれらの序列として、本来は「好奇心>貢献」の順番だと思ってきた。
だが、よくよく考えると逆であることもわかってきた。
「好奇心はあくまで手段であって、一番やりたいのは他者貢献なのではないか?」という気づきだ。
また、一言に他者貢献といっても誰でもいいわけではない。
・自分を信頼してくれている人
・頑張っている人
・這いあがろうとしている人
そういった人の力になるのが、最も上位にくるのではないか?
というのもわかってきた。
そうなると、今モヤモヤしているのは、それに対しての最短距離が走れていないからだ。紐が解けるように、だんだんと悩みが明確になってきた。
【学び③】最強の羅針盤・BDHワーク
そして一番強烈だったのが、BDHワークだ。
“Being“”Doing“”Having”の頭文字を取ったBDH。
・Being(人生どう生きたいか)
・Doing(そのために何をするか)
・Having(そのために何が必要か)
・自分が死ぬときにどういう人生だったと言いたいか
などを考えるというもの。
これにかなりの時間を費やした。
先ほどの通りで、私のBeingは好奇心などが上にくるように思っていた。
だがずっと深掘りしていくと、それはあくまで手段であって、一番じゃないのかも…ということもわかってきた。
35日間の中で、まとまった結論としては以下の通りだ。
・Being:「身近な人に貢献できる自分でありたい(強くて優しい人間でありたい)」
・Doing:「努力が正しく実る手伝いがしたい(自分らしく生きられる手伝いがしたい)」
・Having:「実力(課題解決のレパートリー・実績)」
・自分が死ぬときにどういう人生だったと言いたいか
:「自分の人生に誇りを持って死にたい」
:「自分の力をフル活用して、最大限人に貢献して死にたい」
実際はもう少し細かいが、ざっくりいうとこんな感じ。
特に大きかったのが、Doingの「努力が正しく実る手伝いがしたい」の部分。
山下さんからも、
「努力が実らない経験とかつらさもわかっているからこそ、そう思うんですよね」
「らしいなって思いました」
と言われて、ハッとした(神…)。
私は這いあがろうとしている人が好きだ。自分の境遇や不甲斐なさから下剋上している人をみると、後押ししたい気持ちでいっぱいになる。
なぜなら、自分がそうだったから。それができずに苦しんでいたから。
なんとしても力になりたい。だけど、本当の意味で力になるためには、自分自身も実力を持っていなければいけない。
自分が持っていないものは、人に与えることはできない。
だからこそ、自分も走り続けたい。
何よりも自分が輝き、そして周りを照らせる存在になりたい。
それが私の指針だ。
好奇心も、戦略的思考力も、没頭力も、そのための手段に過ぎない。
人生を振り返る中で、そんな自分像が、くっきりと浮かんできた。
さいごに&受講を迷っている方へ
POJIWILL CAREERのトレーニング費用は、決して安くはない。
だが人生通して使える指針が見つかるなら、正直お金なんて関係ないと思う。
もし受講前に戻れたとしても、間違いなく受講するだろう。
なんなら、もっと早くたどり着いておけばよかったとも思う。
どれだけ読書して知見を蓄えても、人生の羅針盤は自分の中にしか答えはない。
でも、それだけ深く自分と向き合うのは簡単なことではない。
だからこそ、プロに伴走してもらうことに価値がある。
卒業して改めて、素敵なサービスだなと実感した素敵な体験だった。
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最後にはなりますが、背中を押してくださった井樋さん。そして、いつも的確かつ丁寧なフィードバックをしてくださった山下さん。
最高の体験をありがとうございました…!!
インスタも、本業も、自分の人生も、誇りを持って歩み続けたいと思います。
改めて、本当にありがとうございました!!